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今すぐ実践!犬の歯磨き方法

犬も歯磨きが必要って言うけれど、いざ歯磨きをしようとしても、思うように磨かせてくれなかったり、歯磨きグッズっていっぱいあるけど、どれを使えばいいのかわからないってことはありませんか?

いきなり歯ブラシを使って磨こうとするとほとんどの犬は嫌がります。

少しずつ「歯磨きって楽しい」と、犬に思ってもらえるように徐々に慣らしていく必要があります。

 

今回は犬の歯磨きに方法についてご紹介したいと思います。

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<目次>

  1. 犬の歯磨きってなぜ必要?

犬は、歯磨きをしないと歯や歯肉(歯茎)の間に歯垢が溜まってしまいます。

歯の表面や歯と歯肉の間に、食べかすや唾液中の成分、被毛などが溜まり、歯垢になります。

歯垢には細菌も含まれ、炎症が起きます。歯肉が炎症を起こした状態を歯肉炎といいます。

歯肉炎を放置してしまうと、歯と歯茎の間に歯垢が入り込み、細菌がさらに増殖し、炎症が歯を支える歯周組織にまで広がった状態を歯周病といいます。

歯周病になると、口臭や口腔内の出血、食欲の低下といった症状が起きます。歯を支えている骨の部分を菌が溶かしてしまい、最終的には歯が抜けてしまいます。

3歳以上の犬の約8割は歯周病といわれ、人間よりも歯周病になりやすいといわれています。

 

犬の歯に溜まった歯垢は、3〜5日で歯石になってしまいます。これは人間よりも早いスピードで歯石になります。

またウエットタイプのフードは、やわらかく水分も多いため、歯や歯肉の間に残りやすいので、毎日の歯磨きがとても重要です。

 

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2.犬の歯磨きのやり方 6ステップ

犬にとって、口や口周りはとてもデリケートな部分です。

できるだけ小さい年齢のうちから歯磨きの練習をすることが大切です。

口周りを触られる事に慣れていない成犬に、いきなり歯磨きをすると、びっくりしたり、恐怖を感じて嫌な経験になってしまいます。

そうならないためにも、まず初めは、少しずつ口周りを触らせてくれるようにゆっくりとできる事を増やしていきましょう。

 

ステップ1

声をかけながら口周りを触ってみる。

最初はしつこくせずに、一瞬でも口周りを触らせてくれたら褒めてあげましょう。

口周りを触らせてくれるようになってきたら、触らせてくれる時間を少しずつ伸ばしていきましょう。

時間を伸ばしていくといっても、回数を重ねるごとに秒数をどんどん増やしてしまうと、飽きてきて嫌になってしまうので10秒触らせてくれたら、次は5秒、次は15秒と時間をランダムにしてたくさん褒めてあげてください。

 

ステップ2

   左右それぞれ、上唇をめくってみる。

   一瞬でもできたら褒めてあげましょう。

   めくらせてくれる時間を少しずつ伸ばしていきましょう。

ステップ3

   奥歯が見えるように、口を耳の方向に軽く引っ張ります。

   これも、「ステップ2」と同様に左右それぞれやります。

   褒めることも忘れずに。

 

ステップ4

   指で前歯を触ったり、やさしく歯茎をこすったりしてみます。

   前歯に触られるのに慣れてきたら、次に犬歯、最後に奥歯と、少しずつ奥へと進んでいきます。

   触る時間は最初は短く、徐々に時間を伸ばしながら、犬歯、奥歯へと触らせてもらいましょう。

   嫌がる犬には、指に犬用の歯磨きペーストを付けてやってみましょう。

 

ステップ5

   ガーゼ、歯磨きシートなどを使って、前歯、犬歯、奥歯と「ステップ4」で行なった時と同じように、初めはガーゼや歯磨 シートで歯を触り、嫌がらなくなったら歯茎をやさしくこすります。

 

ステップ6

   最終ステップ、いよいよ歯ブラシを使って歯を磨きます。

   ここでも徐々に歯ブラシに慣れさせていくことが大切です。

   犬に歯ブラシを見せたり、ニオイを嗅がせたりして警戒させないようにします。

   最初から歯ブラシで磨こうとせずに、初めは歯に歯ブラシを当てることを目標にして、少しでもできたら褒めてあげましょう。

   「ステップ4」「ステップ5」と同様に前歯、犬歯、奥歯と行なっていきます。

   歯に歯ブラシを当てても嫌がらなくなったら、やさしく磨いてあげてください。

3.犬の歯磨きのポイント

普段のスキンシップのついでに口周りを触ったり、遊び感覚でリラックスして、無理をせずに毎日少しずつできるようにしていくのがポイントです。

各ステップで大切なのは、犬が嫌がらずに出来たら、必ずご褒美(言葉とおやつ)をあげます。

歯磨きをしているのに、おやつをあげたら、また歯垢の原因になるかと心配になりますが、まずは犬が歯磨きを好きになってもらうことが大切です。

できるようになってきたら、徐々におやつをあげるタイミングを伸ばしていけばいいのです。

 

ステップ1から6までは1日で、簡単にできるようにはなりません。

歯磨きを嫌がるのであれば、今日は前歯の上下だけ、次の日は右側の上下の歯だけ、その次の日は左側の上下の歯を磨くと決めて行うと、飼い主さんも犬もストレスなく歯磨きができます。

 

歯磨きができるようになるまでには時間がかかりますが、できないとあきらめずに根気よく、楽しく、徐々にやっていくことがとても大切です。

 

 

次回は『災害時どうする?犬との避難』をご紹介したいと思います。

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